工作室のページ    


RJ45, RJ11(RJ14)のピン配置について                 2007.8.5   S.Emori

Ethernetケーブルの接続方法のメモです。



1.LANケーブルの結線
    下記の図の一部はhttp://admin.homev6.jp/pserv/ether/ より引用しました。  Copyright (c) 2006 by FTNS

 RJ45のピン配置

RJ45のコネクタをケーブル側から見たピン配置

・ストレートケーブルの色指定

10BaseTでは適当に両方のRJ45でピンを合わせれば大体OKでしたが、 100BaseTX, 1000BaseTでは規格通りのピン配置にしないとまず通信できません。
なお<NC>とは、Not Connectedの略で未使用という意味です。

ピン番号 1 2 3 4 5 6 7 8
対番号
AT&T258A, EIA/TIA568B
2 2 3 1 1 3 4 4
白/橙 白/緑 白/青 白/茶
10BaseTX,
100BaseTX
TxD+ TxD- RxD+ <NC> <NC> RxD- <NC> <NC>
1000BaseT 双方向
ペア+A
双方向
ペア-A
双方向
ペア+B
双方向
ペア+C
双方向
ペア-C
双方向
ペア-B
双方向
ペア+D
双方向
ペア-D

・10/100BaseTX用クロスケーブルの色指定

各ピンに割り当てられている信号を考えると、 10/100BaseTXのクロスケーブルは、以下のような配線になります。

注:ここで<NC>のpair 1とpair 4をクロスさせていますが、特に根拠はありません。単純にストレートにつないでもかまわないでしょう。

なお1000BaseTを使う際にクロスケーブルは多分必要ありません。 1000BaseTではAuto-MDI(自動極性検知)が当り前なので、事実上クロスケーブルを必要とする場合がないと思われます。

   したがって、対向のコネクタの配置は以下の通りです。

ピン番号 1 2 3 4 5 6 7 8
対向の色 白/緑 白/橙 白/茶 白/青




2.電話用コネクタの結線
    下記の図の一部はhttp://www.math.kobe-u.ac.jp/~kodama/tips-connector.html より引用しました。

・コネクタの種類

ポジション数(極数)が4?6のタイプは一般にRJ-11の通称で呼ばれるが、規格としては更にコンタクト数(芯数)で分けられている。
2芯4芯、6芯が存在する。
なお、規格とは言ってもRJの場合は公式規格として存在するわけではなく、今となっては既に、単なる俗称の扱いである。
従って、同じものを別の呼び方をしたり、異なるものを同じ呼び方をしたりする。

RJ-11 6極2芯プラグ RJ-14 6極2芯プラグ
RJ-11 6極2芯プラグ RJ-14 6極4芯プラグ

・コネクタピンアサイン 
  6ピンコネクタ RJ-11 ______ ___| |___ | | | | | | | | 1 2 3 4 5 6
 a)通常電話ケーブルの結線

    RJ-11
    3pin と 4pin を使用します。
 b)外線NTT引き込みモジュラージャックの特殊結線

   ・自宅の電話線引き込みに接続されているモジュラージャックは特殊な接続に変更している。
     スペースがないため、一つのモジュラージャックを入力(中央2線)と出力(外側2線)で共用し
     この入出力間にADSLモデム(ホームゲートウェイ)を接続するように壁内のモジュラージャック結線を改造した。
       - モジュラージャックを2つのペアに分離するため分岐コネクタと特殊配線の電話コードが必要です。

    RJ-14
    NTT入力外線への結線: 3pin と 4pin を使用します。直接電話機を接続することも可。
    宅内交換機への結線 : 2pin と 5pin を使用します。

     ______
   ___|    |___                         RJ-14コネクタ ケーブルの反対側から見た番号
   |           |                         (壁のモジュラージャックへ)
    | | | | | |                           3,4pin: NTT外線
    1 2 3 4 5 6                           2,5pin: 宅内電話交換機入力へ

   NC 2 3 4 5 NC 
      | | | |
      | | | |    
      | | | |    
      | | | +------------------+        2対のペア線(数メートル内の場合 4芯 電話コードでも可)
      +-+-+------------------+ |
        | |                  | |
        | | ↓            ↑ | |
        | |                  | |
   NCNC 3 4 NCNC        NCNC 3 4 NCNC      
                      
    1 2 3 4 5 6          1 2 3 4 5 6    
    | | | | | |          | | | | | |     RJ-11コネクタ ケーブル側から見た番号    
   |           |        |           |    (ゲートウエー(GW)へ)    
   ~~~|    |~~~         ~~~|    |~~~    
      ~~~~~~               ~~~~~~    

     GW入力へ             GW出力より
 (又は通常の電話機へ)     (VoIPより)

 c)宅内の壁のLANジャック
RJ-14 TX+/-  2pin, 3pin
RX+/-  4pin, 5pin を使用します。
また RJ-14とRJ-45間のモジュラーコネクタの結線は以下の通りになります。 ______ ___| |___ | | | | | | | | RJ-11コネクタ ケーブルの反対側から見た番号 1 2 3 4 5 6 (壁のモジュラージャックへ) NC 2 3 4 5 NC | | | | | | | | | | | | | | | +---+ 2対のペア線(数メートル内の場合 4芯 電話コードでも可) | | | | | | | | | | | | 1 2 3 NcNc6 NcNc 1 2 3 4 5 6 7 8 | | | | | | | | RJ-45コネクタ ケーブル側から見た番号 | | (PCへ) ~~~~~| |~~~~~ ~~~~~~


−以上−





抵抗器の表示

カラーコード

有効桁数2桁の抵抗器の場合
画像:ResistorColorbar2.png
1, 2 3 4
数値 乗数 許容差
0 1 -
1 10 ±1%
2 102 ±2%
3 103 ±0.05%
4 104 -
5 105 ±0.5%
6 106 ±0.25%
7 107 ±0.1%
8 108 -
9 109 -
- 10-2 ±10%
- 10-1 ±5%
無色 - - ±20%

従来より、小型抵抗器には色の帯により抵抗値と誤差を表現するカラーコードが使われてきた。帯は4本から6本で構成されており、抵抗器の端に近い位置にある帯から順に読む。 なお固定抵抗器の色による表示は JIS C 5062 (IEC 62) で定義される。


例えば、で並んでいる場合、

68×103±5%
= 68 × 1000 (Ω) ・±5%

と変換し、68000Ω ±5% = 68kΩ±5% と読むことができる。

色帯の数が多い場合でも、指数と誤差についての扱いが同様である。 残りの色帯は数字として読む。 たとえば、青・灰・茶・赤・茶で並んでいる場合、6・8・1・102・±1%と変換し、上記の例と同じように68.1kΩ±1%となる。 こういった表記は金属皮膜抵抗に多いが、上記の例(カーボン被膜抵抗に多い)と比較した時に、指数を表す色帯の色が違っている点に注意したい。

現在、小型の抵抗器ではチップ型が主流になっており、カラーコードを見かける機会も少なくなってきている。

文字表示

チップ型などでは、3桁(xxy)や4桁(xxxy)の数字記号(意味はxxx×10yΩ。小数点は"R"で表現。上記画像の「205」と記されたチップ抵抗の場合、20×105=2,000,000Ω=2MΩ)で抵抗値を表示する場合があるが、1005サイズ以下のチップ抵抗では小さすぎて判読困難なため、表示自体が省略されている。

セメント抵抗やホーロー抵抗などのような表面積が広い抵抗器では、「2W 100ΩJ」のように定格電力、抵抗値と誤差を表す記号等を本体に直接印刷しているものが多い。抵抗値については、上記チップ型同様の数字記号を用いる場合もある。




容量の表示方法

電解コンデンサなどのような大型のものでは、本体に直接容量や耐圧が記載されているが、セラミックやフィルムコンデンサの場合、容量が xxy という形の3桁の数字を使った特有の表記(抵抗器のカラーコードを数字で置き換えた形)で記載されている場合がほとんどである(抵抗器に形状が似たものでは、カラーコードで表示している場合がある)。

xxyの意味は、xx × 10y pF(ピコファラド)である。

容量の間隔については、抵抗器同様にE系列で、主にE3(10・22・47を基数とする倍数値)、E6(10・15・22・33・47・68を基数とする倍数値)で、まれにE12やE24が使用される。受動素子の標準数値表も参照。ただし1から10pFに限り、1pF間隔となっている。

定格電圧(耐圧)については、電圧を直接表示している場合と、数字とアルファベットを組み合わせた記号で表示している場合がある。記号と電圧の組み合わせは次の通り。

定格電圧
↓数字\英字→ A B C D E F G H J K
0 1 1.25 1.6 2 2.5 3.15 4 5 6.3 8
1 10 12.5 16 20 25 31.5 40 50 63 80
2 100 125 160 200 250 315 400 500 630 800
3 1000 1250 1600 2000 2500 3150 4000 5000 6300 8000

2J103と記載されていれば、

を表している。

2桁以下の場合は記載値がそのままpF単位を表す。

電圧表示のないものは、耐圧50V程度のものが多い。

−以上−