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ビルトイン・ガスコンロを自分で交換してみました (2012年7月5日)
20年近く使用したキッチンのガスコンロが老朽化したので 自分で新しいコンロと交換しました。
とても簡単にできました。
以下はその作業記録メモです。
MEMO
我が家の台所のガスコンロは、細かくメンテナンスをしてきたこともあって、20年たってもまだ十分使えます 。
しかし、寄る年波に勝てず、外観は汚れ、中は錆でぼろぼろになってきました。
いろいろ調べると、最近のコンロはなかなか賢いそうなので、思い切って新調することにしました。
一方、業者に依頼すると器具も交換工事料も驚くほど高額であることがわかりました。
一般に、この手の住宅関連機器はなぜか価格が高い。
そこで ガス器具はインターネットで購入し、交換工事も自分でやってみることにしました。
下記は工事の様子を示した備忘メモです。
1.キッチン天板と従来ガスコンロ
<キッチン天板>
エンボス ステンレス
<ガスコンロ>
リンナイ製: 3口 コンロ RGB−30B
天板がホウロー製。 五徳は全面に乗っかっている。
やはり時代を感じる?
・ガス管接続の様子
ガスコックまでは鉄管。 ガス器具とは金属かとう管で接続されています。
2.交換作業
<従来器の取り外しと掃除>
・取り外し
1)ガス管
かとう管のナットを機器側と管側の2カ所をスパナで抑えて かとう管側のナットをゆるめ、
ガス管を外す。(通常の右ネジ)
2)本体
正面のサイドモール(左右)を手前に引き抜き
コンロの天板を外し
キッチン天板側面に固定する位置決めのネジ(4カ所)をゆるめてから
作業用ハンドルを持って、後方を持ち上げるように引き上げれば
簡単にとり外せます。
・掃除
1)古い器具が乗っていたキッチン天板部分は汚れがいっぱい。
2)取り付け穴側面に養生テープ(緑色)を貼って金属ヘラと洗剤をつけたタワシで掃除。
3)きれいになりました。
4)取り付け穴の周辺を良く見ると、腐食による細かいボイドがありました。
<新器具取り付け>
1)器具を開梱します。購入したコンロは ハーマン社製 C3WL3PWASKSV です。
2)器具にある運搬用ハンドルを持って キッチン天板の穴から前倒しに傾斜を付けながら
前面開校穴に差し込むように器具をセットします。(天板にぶら下げる感じ)
取り付けは いたって簡単。 本体を台にポンと載せるだけです
3)前後左右を見ながら細かく位置決めをして、4本の側面の位置決めビスで固定し
ガラストップパネル、正面パネル、五徳 等の部品をセットします。
4)綺麗になりました。 このあとガスやさんにガス管を接続してもらい完成です。
<微調整>
1)キッチン天板のパッキン密着
・ガス管を接続してもらったあと 良く見ると器具の手前の辺の天板とキッチン天板の間のパッキンが
わずかに密着していませんでした。(薄い紙が通る程度の隙間)
・原因はキッチン天板のエージングによるゆるみでしょう。
・器具前面下部の木枠に器具の足が乗っているので この足の下を5mmほど削り
器具本体の位置を少し落とすことで解決しました。
2)隣接する引き出しとの干渉
・隣接する左側の引き出しに左右のブレがありギリギリで器具に干渉するときがありました。
・引き出しを分解して、正面のパネルを2mm程左にずらすことで解決しました。
引き出し正面のパネルは木ネジ止めなので、樫の木の枝を削った材料で従来のネジ穴を埋め
再度ネジ穴を開け直しました。
通常の業者に設置をしてもらうと きっとこんな細かい微調整はしていただけないでしょうね。
無事完了して めでたし めでたし。
(^|^;)