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FTTH 光回線導入                                         2007.7.14
自宅サーバのデータ送出速度が遅いので Internet回線をYahoo-BB ADSLから FTTH KDDI 光oneに変更した。
以下はFTTH導入の様子と、回線速度計測メモです。




光ファイバーの引き込み
光ファイバーは無線用アンテナ用につけた特殊プレートに穴をあけて室内に引き込む。
(右下の線が光ファイバー。 引き出し部は保護用ブッシュを付けた。)



光ケーブルの接続 (光ファイバー)
左が光ファイバーケーブル(張力鋼線付、ファイバーは2パラ)。
右はファーバー間接続子。 内部にジェル状の液体が入っている。
ファーバーは外皮を剥がし内部のコート付きの状態にしてダイヤモンドカッターで
垂直に切り 接続子に挿入して接続。
接続子部はONU内部に巻き込みであり接続は外せない。
柱上における接続も同じ接続方法。
局舎内のファイバーの接続は融着法だそうです。



ONU (回線終端装置 optical network unit) (NEC製)
長めのケーブルは丸めてゴムバンドでONUに固定した。
受信点の光強度は -17dbmでした。 許容値: -7〜-24dbm。
電源は外部アダプタから給電 6W。 アダプター: 12V,0.7A



ゲートウエイ(ルーター) (NEC製)
100BaseTのEyhernet端子は WAN x 1, LAN x 5。 加えて電話用のコネクタ(in/out)が2端子有る。
電源はAC100V。 14W max。 他に 保守用として10.5Vの電源入力端子がある。
.NTT電話番号ポータビリティが完了するまでスルーの機能で接続する。
PSTN(公衆交換電話網)回線状態もPCからモニタできる。
従来の我が家のNTT回線はアナログパルスダイヤル式回線、KDDI光oneは
標準がDTMF(Dual-Tone Multi-Frequency = プシュホン)なので宅内交換機のダイヤル方式の
セッティグ変更が必要になった。

背面結線の様子
上部にあるのは無線LANアダプタ(Coregaのルータ)
ローカルIPは NEC(192.168.0.1)とCorega(192.168.1.1)で異なる。
ルータをセットアップするときクライアントPCセッティングに注意が必要である。


最終設置状態
ONUは机の下に。



回線速度測定
Pentium-4, clock=2.8GHzの自作PCで回線速度を測定。

1)下り 最大83Mbpsが出た(USEN)


2)上り 66Mbps(BNR)



結果
従来のADSL 1.3Gbps/DL, 0.7Mbps/UL に比べ飛躍的に高速になった。
自宅サーバからの大きなデータもサクサクと発信できるようになった。
自宅LinuxサーバURL: emori.dyndns.org

受信は各サーバーの速度で律則され体感的に速度アップの実感は薄いですが

満足でした。



補足情報
KDDI 光oneと従来ADSLの費用比較
・ADSL+NTTアナリグ電話と比較して費用差はわずか。
・おまけに キャンペーン中で FTTH設置は無料(休日設置追加料金も無料), 11カ月料金割引,
 2万円のキャシュバックまでついている。
従来: 合計 \5768/月
  アナログ電話回線電話基本料金: \1785
  ADSL料金 加入者線:\165 + ADSL:\1249 + モデム:\934 + ISP(YBB):\1354 + Nifty (email2名):\263+\183
光one: 合計 \7140/月 (+\1372 ADSLより増加)
  FTTH:\4515 + 光電話:\525 + ISP(Nifty)\2100


以上


(おまけ)
・ファイバー引き工事の10日後 IP電話が開通した。 自動でいつのまにか...の感じで...。
・早速 待望のDTMFを確認。 電話機、 宅内交換機をDTMFにセットして試しダイアルしてみると
 アララ 光ゲートウエーは動いているもののダイアルパルスのままです。 いろいろ考えてもしばらく原因不明。
 ゲートウエーの電源を入れ直し再起動したらDTMF回線の動作に変わった。
ダイヤルパルス式もちゃんと継ぐとはマイッタ。 デモ まず解決。

・さて再度ダイアルテストをすると今度は受話器から怪音が聞こえる。 人の声が聞こえる。 混線?。
 馬鹿な。 これは天下の光回線ですぞ。そんなはずはない。 翼々内容を聞いていると ラジオの音。
 TBSラジオの音が混信していることが判った。
 それからが大変。 ゲートウエーへのラジオ電波の回り込みははっきりしたが どうやって消そうか?
 ゲートウエーのACプラグの極性交換。 電話ラインの極性交換等いろいろやったがダメ! 
 電話コードが10m程度以上であるとかなり激しくラジオの音が混ざると言うことが整理できた。
 混信につられ電話の声までひずんでしまう減少も把握した。
・NECのルータ(ゲートウエー)のVoIPアナログ回路の単発故障と診断し KDDIに状況を細かく伝えた。
 電話受付嬢は内容判ったかな?
・早速週末に委託業者がやって来て 軽い調子でインダクターの直列フィルタを挿入したら ピタッととまる。
 業者曰く "たくさんあるんですよ。従来機はもっとひどかった"との弁。 なんだコリャ。 NEC しっかりセイ。

外付けフィルタ(開封したところ)


拡大 トロイダルコアに平衡捲線したフィルタのようです



・工事業者のお兄さんから聞いた話。
 ファイバー断線回復工事が多い。 KDDIは修理、移設は無料。(ONUまではKDDIの資産。当然。) 
 ONUの配線を切る時は局に連絡し エラーの無視を告げている。 工事完了時に再度連絡 結構大変。
 接続法は融着法が確実でスピーデーだが 治具が高く工事業者で費用を持てない。
 光の波長は1550nm, シングルモードファイバーだそうだ。 断線箇所検索確認は1650nmの逆行光によるTDR法で探すそうだ。


以上  転んで起き上がるまでに得た情報でした。    いろいろ大変ね!!!   (^|^;)